【2009年4月7日】
鰹のたたき。
ああ、いいねえ
オレ、大好きだよ
鰹はもともと火で炙ってたたきにしたりせずに、生で刺身にして食べていた。
ところがこれを山内一豊が禁じた。
理由は「食中毒予防のため」である。
藩主がわざわざこんな命令を出すんだから、当時は鰹を生で食べてお腹をこわしちゃう人がいたんだろうなァ…
そこで、火で炙ってしょうがやにんにく等の薬味をたっぷり乗せて食べるたたきが生まれた。
たたきはのちに皿鉢(さはち)料理となった。
皿鉢料理とは四国地方に古くからある料理で、大きな皿に盛られている料理のことだ。
鰹のたたきは実際には叩かない。
でも、「たたき」なんだよなあ。不思議。
ま、山内一豊が食中毒予防で鰹の生食禁止にしてくれたおかげで、今オレたちはウマい鰹のたたきが食えるんだよな。